東京都市大学世田谷キャンパスbotの日常

東京都市大学世田谷キャンパスbot(@toshidaisetacan)がTwitterを飛び出して、ブログを書いています。基本的に月金更新です。

読書欲が止まらない

最近、読書欲が止まらないんですよね。

本を読むのが最近楽しくなっちゃいましてね。

 

昔から本は好きなのですが、サブカル本や自然科学系の本ばかり読んでいて、あまり小説とか別ジャンルの本は、いわゆる「読まず嫌い」だったんですよね。

 

というわけで今回は、最近読んだ中で「良いと思った本」を大真面目に紹介致します。

ちなみに今回はジャンルを問わず、私が良いと思った本を独断で紹介するので、人によってはつまらないと感じるかもしれません。

 

「婚活1000本ノック」

・特にモテない男子に読んでもらいたい。

作者自身の体験を元にしたフィクション。作者曰く事実と嘘が7:3と書いてあるが、私にとっては3:7くらいに感じました。結婚に踏み切れない作者(女性)と幽霊の男が奮闘しながら、結婚まで2人3脚していくストーリー。

事実を元に書いているらしく、話自体はリアリティーがあって面白い。幽霊の男が横でアドバイスするというぶっ飛んだ設定を、読み手がきちんと受け止めれば大体面白く読み進めることが出来ると思う。

この本の面白い所は、女性目線で「女が男のどういうところを見て結婚を決めるのか」というところが分かりやすく書いてある。物語にもユーモアに富んでいて飽きが来ない。かといって結婚解説本ではないので、くどいような結婚に対するポイントなどは書かれていない。

私はサラッと読めてしまう面白い本だった。私がモテない男子だからであろうか…。

ただ、この作者は官能小説を書く有名作家で、「女による女のためのRー18作家」で何かの賞を取っていたらしい。この本は書き下ろしらしいが、やはり所々に卑猥な表現が含まれている。苦手な方は遠慮した方が良いかもしれない。

 

「TDL(TDS)全部食べたガイド」

・ディズニー好きな方は必読!長文好き、くだけた表現が好きな方歓迎!

TDLとは東京ディズニーランド、TDSはシーのことですね。そのレストランとショップを全て回った作者が一軒一軒解説している本。

本当に全て回って紹介しているらしく、外観やメニューなど様々な情報が事細かに紹介されている文庫本。

ディズニーが好きな方にとっては結構楽しめる本であると思います。逆に1度も行ったことがない方や、あまり行っていない方にとってはただのレストランガイドになってしまうかもしれない。楽しめなくもないと思うが…。

この本の上手い所は「ディズニーの豆知識が事細かに記されていること」と「作者の文章がとっても面白い」ということです。作者は本当に何回もレストランに通っていて、レストランのバックストーリーや、メニュー内容に対する値段の評価。ショップに対しても装飾について、売られている商品のラインナップなど、詳しいことがたくさん書かれていて、ディズニー中級者以上なら普通に楽しめる内容です。

また、この作者は文章を書くのが非常に上手い。いちいち文章の中に引きこんでくるような軽いタッチ。寒いギャグ。それでいて読者を飽きさせない口語体な文章。決してディズニーの中にいるような文章ではないが、ディズニーがすぐそこにあるように感じるユーモアたっぷりの文章で、中々楽しませてくれ本です。

2回でも3回でも読み直したい本だと私は感じました。

ただ、この文庫本ですが、非常に分厚い。2冊に分かれていて、TDL編とTDS編合わせて、軽く1000ページは超えていたと思います。私は文章の軽さから読み進めていましたが、それでも全て読み終えるまでに1週間ほどかかりました。

もし、どうしても文章を読むのが苦手な方には同じ作者が書いている「ディズニーから勝手に学んだ51の教訓」を読むと良いと思います。雰囲気が大体一緒なので、それでも楽しめます。

 

 

コールドゲーム

・全てのいじめられていた人、いじめていた人、いじめを見ていた人。いや、中高生を経験した全ての人に読んでもらいたい。

推理小説というかホラー小説というかサスペンス小説というか、まぁ小説である。

ストーリーはいじめを受けていた中学生が高校生になったクラスメートに復讐する話。全体的に暗い印象の小説で、さいしょの方は展開も遅く少し退屈な印象を受ける。だが、いつの間にかストーリーに引き込まれている。そして結末は思わぬ方向へと進んで行く事になる。

正直、この本を読んだ後、鳥肌が立った。文章が上手いとかそういうわけではなく、結末の展開に体全体に衝撃が走った。なんか宣伝文句みたいな 文章になってしまったが、実際そうだった。今でも思い出すだけで鳥肌が立つ。

ホラーという一言で片づけてしまうのは簡単である。しかし、この本はただのホラー小説ではなく、ごくごく身近にも起きているであろうことなのだと読んでいて気付かされる。だから鳥肌が立つのである(と思う)。普段はそのことに目を逸らしている、もしくは臭いものに蓋をするかのごとく気付かないフリをしているだけなのかもしれない。

途中、残虐な描写があるため、弱い方は見ない方が良いかもしれない。ただ、もしあなたに良心があるのであれば、それが本当に良心なのか、一度読んで試してみるとよいかもしれない。鳥肌が立ったあなたはきっと…。

 

「【至急】塩を止められて困っています(信玄)」

・歴史が好きなあなたも、歴史が嫌いなあなたにも読んでもらいたい一冊!

もっと紹介したい本はあるのですが、今回はこの本を最後に。

Twitterで有名な作者「スエヒロ」さんが戦国時代を題材に面白おかしく歴史を紹介する本。この本は主に戦国時代~江戸時代までを紹介している。

この本の面白い所は、歴史上に起こった出来事を現代風に紹介しているユーモアにある。

「5人組がLINEのグループだったら」

武田信玄の『敵に塩を送る』のエピソードをYahoo!知恵袋っぽく紹介する」

など、何となく知っている歴史上の出来事を、分かりやすくかつ面白く紹介。歴史が嫌いな方や苦手な方にも分かりやすく読むことが出来る。ちなみに難しい解説は書かれていないため、ただ眺めていても面白い。

特に考えなくても読み進めることが出来るため、時間が無いときや片手間に読みたい時などにはピッタリの一冊である。

 

いかがでしょうか?

ここで紹介した本は全て世田谷キャンパス図書館にあるため、気になった方は借りてみても良いかもしれません。これをきっかけに少しでも本を好きになってくれる方がいることを願っています。

 

 

追記

まだまだ面白いと感じた本は沢山あるので、個別に聞いて頂ければ紹介いたします!

今後もこのブログで定期的に紹介していければとも思っています!