東京都市大学世田谷キャンパスbotの日常

東京都市大学世田谷キャンパスbot(@toshidaisetacan)がTwitterを飛び出して、ブログを書いています。基本的に月金更新です。

”新”新入生に向けて・その1~都市大の授業(実験編)~

来年度入学予定の皆様に都市大のことをこっそり伝えていく企画第一弾!

今日は君が都市大に入った時の授業の様子についてお話ししたいと思います。

 

 というかそもそも、入学志望の高校生が都市大に来るときなんて、見学会かオープンキャンパス、学園祭くらいなもんで、なかなか普段の授業の様子などを見ることなんて出来ないですし、ましてやどんな授業や実験を行っているのか、本当に分からないわけですよ。

ただ、それは高校生にとっては不安材料にしかならないですし、かといって普段の授業を見学するわけにもいかないわけです。

なので、今回は普段、都市大生がどういった授業を受けているのかについてお話しします。

※ただし、この内容は各学科・年度により特色がかなり異なるため、参考にならない可能性もあります。また、横浜キャンパス・等々力キャンパスについては参考にしない方が良いかもしれません。

 

まず、大学の授業ですが、主に「講義」「実験」「実習」の3つに大きく分かれます。

「講義」については、都市大生にとっても重要な部分であり、それだけでかなりの分量になってしまうので、次回以降のブログできちんと紹介いたします。「実習」についても同様に次回以降で…。

今回は「実験」について紹介していきます。

 

「理系大学と言えばきっと実験三昧な日々を送るんだろうなぁワクワク」なんて思っている高校生諸君!

 

甘いぞ!

スーパーアスパルテームより甘い!!

 

まず勘違いしているのは、理系大学だからと言って実験ばかりではない

 確かに実験はある。ほぼ毎年何かしらの形である。工学部なら卒業研究でも実験は沢山やる。

だが、実験ばかりやっていると思ったらそれは大間違いだ!実験をやるには、頭の中にある程度知識が無くてはならない。

その知識を埋めるために、大学には「講義」というものがあるのだよワハハ!

ちなみに講義と実験の時間的割合で言えば8:2くらい。場合によっては9:1かもしれない。

そのくらい実験自体は少ない。もし君が「実験が3度の飯より大好きで、実験がやりたくて大学に来た!」というのであれば、結構ガッカリしてしまうかもしれない。

 

そしてもうひとつの勘違いしているのは「実験は決して楽しいことだけでは無い!」ということだ。

もし、この言葉を聞いても尚、実験は楽しいものだと思い込んでいるゆとり高校生諸君!

 

甘いぞ!

ラグドゥネームよりずっっと甘い!!

 

 確かに理系に進む以上、実験を楽しいと思うことはとても良いことだ。その心は忘れずに大学に来てほしい。だが、もしそんな甘ちゃんな考えで実験に臨むとえらい目に遭うという事だけ書き添えておく。

 

高校と大学での「実験」の違いについて。

大学での実験では予習が必須である。予習していなかった場合、実験が許可されない場合もあるため、必ず予習をしておこう。

実験はほぼ毎週ある。これは所属する学科によってかなり違うが、基本は毎週ある。なのでやむを得ない理由で休んだ場合でも、実験はやらなければならない。その場合、たとえ複数人で行う実験であった場合でもひとりで再実験しなければならない。なので実験は這ってでも出席しましょう。遅刻・欠席厳禁です!

レポート提出が求められる。大学での実験科目が辛いと言われる一番の所以である。

高校までの実験では、きっとレポート提出はあまり求められることは無かったのではないでしょうか。あってもレポート1~2枚くらいではなかったでしょうか。しかし、大学ではレポートは最低でも5~6枚。多いと70~100枚(!)にもなってしまう。手書きで求められることもあるし、パソコン(ワープロ)で書いて良い場合もある。ただ、毎週求められる。実験ごとにレポートを書いていくため、正直かなりキツイ。先ほど講義と実験の時間の割合は8:2と書いたが、それはあくまで大学に居る時の話。実際の作業時間は1:9と思って頂いて構わないかもしれない。そのくらい実験のレポートは大変なのである。しかも出来が悪いと再提出を求められる場合もあり、基準を満たすまで何度でも書き直しさせられることもある。

 

まぁ、でも実験は理系大学の醍醐味とも言えるので、初めのうちは実験を楽しんでもらえれば良いのかもしれない。

もちろんこれは各学部・各学科によってかなり異なる。

例えば実験は知識工学部より工学部の方が多い知識工学部の中では自然科学科が一番多い建築学科は実験よりも実習の方が多い等々…。

そこらへんは入学してから分かることなのですが、私が分かる範囲で少しお教えして、終わりにしたいと思います。

 

「実験」には工学基礎科目と専門科目の2つがあり、これは「講義」にも当てはまります。

工学基礎科目の実験は「物理学実験」「化学実験」「生物学実験」「地学実験」の4つに分かれており、専門科目の実験は、各学科で定められた学科独自の実験科目です。

専門科目の実験は、ここでは割愛させてもらい、今回は工学基礎科目の実験について言及していきます。

工学基礎科目の実験は上記の4つであり、学科によって受けなければならない科目は違います。

 

「物理学実験」

物理学の実験科目です。個人的には一番おすすめの実験科目。

楽だから。という理由ではなく、理系大学生に必要な最低限のレポートの書き方や、基礎知識を学ぶことが出来ると思うからです。

実験内容は、振り子の周期やホイートストンブリッジ、回折効果など、単純で実験らしい実験とは言えないかもしれません。

ただ、レポートの書き方の指導が個人的に一番しっかりしていて、有効数字や関数電卓の使い方、標準偏差、ノギス・マイクロメーターの使い方など、理系大学生として生きていく上で大切な知識を沢山教えてくれます。

 

「化学実験」

高校で行う化学実験の延長線のような内容。

予習が必須(他の実験もそうだけど)でノートに毎回行う実験の内容や記録する表を書いて実験前に提出させられる。

実験の中では一番楽との噂もあるが、正直この実験が一番楽。よほど手荒い操作が無ければそんなに危険なことも無い。ただ薬品を多く使うため、ある程度の緊張感は持っておこう。

レポートの提出は毎回求められるが、それほど厳しくは無い。その分得られるものも少ないと思った方が良い。

 

「生物学実験」

本当に生物を扱う実験を行う。

カエルの解剖とか、ネズミの解剖とか。グロテスクなものが苦手な方は遠慮した方が良いかもしれない。ただ自然科学科は必修のため、必ず受けなければならない。頑張れ。

土曜日に開講されているため、他の授業と被るといったことが少ない。また、実験の性質上、他学科の人と実験を行うこともあるため、新たな交流も見込めるとか見込めないとか…。

 

「地学実験」

土とか地層とか観察系の実験科目。

地味と言えば地味。学外に出て実験することもある。自然科学科は必修。

これも土曜日開講なので、比較的受けやすい授業のひとつ。土曜日に来たくない人については知らない。

ちなみに生物学実験と地学実験は、履修制限がかかることもある。ちなみに昨年は生物学実験は「履修したい人は事前に面接に来てください」とのことでした。

また、上記2つの実験科目は知識工学部は1年生から履修できますが、工学部は2年生以上から、など、条件が様々ありますので、きちんと履修前に確認して下さい。

 

いかがだったでしょうか。

今回は「実験」について書きましたが、これでも書き足りないくらいです…。

もし、まだ知りたいことがありましたら、私に聞いてもらうか、学生支援センターに問い合わせて頂ければ、解決すると思います。

 

少しでも皆さんの不安を取り除けるように、今後も都市大の情報をこっそりお届けしていくので、今後もこっそりブログの方もチェックの方、お願い致します!