働いている以上、いい人たちとだけ関わっていくのはなかなか難しいものです。
時には苦手な人や、嫌みな人と仕事をしなければならないこともたくさんあります。
そんなとき、皆さんはどうしているでしょうか。
私の場合、1年前までは無理にでも自分が合わせようと、必死にその人のいいところを探して好きになろうとしていました。
いちいち人のことを嫌って関わらないようにしていたら仕事が進まない訳です。学生時代であれば、そういう人たちから離れれば、自然と人間関係は自分にとって良い方向に進むものでした。しかし、仕事ではそうはいきません。たとえ嫌な上司や後輩であっても、同じ職場にいる以上、何らかの形で関わっていかなければなりません。結果として私は体を壊すことになってしまうのですが。
4月に職場を異動したからこれで人生ハッピーかと思いきや、そうは問屋が卸しません。どこの職場に行っても嫌な人はいるもので、天国みたいなそんな職場は無いと気付かされました。ただ、一度頭を冷やす期間があったからか、前の職場にいたときと、考えがかなり変わってきました。それは「無理にその人を好きにならなくて良い」ということです。
文章にすると、ごく当たり前なことですが、これを実践できる人とそうでない人がいるのは事実です。実際私はこの考えは頭にありませんでした。仕事の上ではへらへら付き合っていれば、滞りなく仕事は進んでいきます。会社はプライベートまで付き合えと言っているわけでは無いのです。
知り合いのLINEの一言にこんな言葉が書いてありました。
「逆らわず いつも笑顔で 従わず」
調べてみたところ、サラリーマン島耕作の作中に出てくる「逆らわず いつもニコニコ 従わず」をもじったものだと分かりました。どちらの場合も主張と協調のバランスが大切であるという教訓だそうです。
これを初めて見たときは衝撃を受けました。言われてみれば当たり前なのですが、会社は学校と違い、仲良し集団ではないのです。仕事が出来て、ある程度協調性があれば、心の中で舌を出していても良いのです。そのことに気付かされるまで、私はずっと「この人の本質を好きにならなければならない」と思い込んでいました。
ですかそれを読んで以降は気持ちがだいぶ楽になりました。仕事でも極力関係ない話は慎み、定時以降は気の合う人たちとつるんでいれば、十分仕事を進めていくことが出来るのですから。
私の場合は、仕事中はほぼ無口ですが、飲み会などで気の合う先輩社員たちとははしゃぐように騒いでいます。ある意味これも意図的ですが、「普段の無口な自分は仕事上の上っ面ですよ」と先輩社員たちにアピールしています。そうすればその事情を知らない人は私に話しかけなくなりますし、知っている人は気さくに話しかけてくれます。人間関係の選別とまでは言いませんが、少しでも職場で快適に過ごすには、自分なりのやり方を見つけていくべきです。
私の場合はさしずめ「逆らわず いつも笑顔で 仕事せず」ですかね。ダメ社員です。
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