東京都市大学世田谷キャンパスbotの日常

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常識を覆す前にその常識をまず知ってくれ…

ゆとり教育が失敗だと思われる原因の1つに「今時の若者は常識をしらない」という意見を耳にします。私もこの意見には概ね同意しています。事実、私も社会の常識を知らず、就活や会社で働く上でかなり苦労してきました。

 

ですが、それ以前に「常識を知らない」ということより「今時の大人が常識を教えてくれなかった」と言い換えることが出来るのでは無いでしょうか。

 

そもそも今存在する「常識」とはいったい何なんでしょう。具体的に物質として存在するわけでも無く、人によって認識も変わるふわふわしたもののように感じます。マナー・エチケットはそもそも常識に入るのでしょうか。「常識的な行動を心がけましょう」とは「マナーを守って行動しましょう」とも言い換えられると思います。

 

じゃあ当然大人はマナーという名の常識を守れているのでしょう。歩きたばこやポイ捨て、歩きスマホなどは一切やっていないんでしょうねきっと。

「最近の若者は…」と問題の責任を若者に押しつけるのは簡単ですが、その前に自分の行動を振り返ってみるのも大事かもしれませんね。

 

ただ、常識=ルールとなると少し意味合いが変わってくると思います。

ルールは守るべき存在です。それはより良い世の中を作っていく上で大切な決めごとの1つだからです。みんなが自分勝手に行動していたら、社会はあっという間に機能しなくなるでしょう。

常識を全て守る必要はないと個人的には思いますが、その常識を変えたいのであれば、まずはその常識が存在する意義をきちんと把握して、不必要・無意味だと感じたら、そのときに替えれば良いのです。なんでもかんでも「ルールに縛られたくない!」いって従わないのは、はっきり言って子供です。

まずは常識を疑うまえに常識を理解することがなにより大切だと思います。

 

 私の場合ですが、冠婚葬祭の常識ってあれ必要なんですかね?

結婚式の引き出物で割れ物はNGとか、お焼香では3本指でつままないといけないとか。起源をたどれば意味はあるのでしょうが、いつまでもそれらの慣例に倣い続けて、形骸的なものになっている気がしてなりません。

 

もう少しルールに寛容な世の中になってほしいものです。

 

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