駄菓子って昔からあるからなのか、妙な誘惑感があるんですよね。それだけ日本人から愛されているものの一つなのでしょう。アメリカとかの海外でのお菓子って甘すぎたり毒々しい色だったり、なんというか「身体に毒ですよ!」感があるものばかりじゃないですか。それに比べたら日本のお菓子のなんと平和なこと…。
今でこそ駄菓子とはあまり縁がない私ですが、小学生の頃はよく「駄菓子屋」と呼ばれるお店でお小遣いを握りしめて買いに行ったものです。おそらく今の小学生は遠足のお菓子なんかはコンビニとかショッピングセンターとかで買うのでしょうか。少し情緒がなくてさみしい気がします。限られた「生身のお金」をいかにしてやりくりするか。そういった自分自身の駆け引きが面白かったように感じます。で、持っているお小遣いが余ったから、そんなに食べたくない余計なお菓子(大抵は10円ガム)を買って後悔するっていうところまでがテンプレでした。
今の子供たちってコンビニとかでSuicaを「ピッ」で終わらせてしまうのでしょうか。なんかお金のありがたみが薄れてきてしまっているようで悲しいです。かくいう私もクレジットカードを多用するようになってきているので、人のことは言えませんが…。
いまでもたまにポテコとかとんがりコーン出てくると、指に挿してから食べます。そのときばかりは小学生に戻ったような気分です。今の小学生はそんな食べ方をするのでしょうか?ココアシガレットとかもそうですけど、駄菓子特有の食べ方ってありましたよね。個人的に一番好きな駄菓子はコーンポタージュで、噛まずにじわっと溶ける感じを味わうのが好きでした。友達の家でコーンポタージュが出てきたときは「口の中が空になるまで次のお菓子は取ってはいけない」みたいな意味不明のルールが出来るほど人気でした。
久しぶりに実家の周りを散歩していたら、2店あった駄菓子屋はどちらも閉店していました。確かにコンビニが乱立する今、駄菓子屋が生存していくのは厳しい時代かもしれませんね。駄菓子屋の前で食べるブタメンとかすごい憧れたけどなぁ。それも今は昔ってやつなのかなぁ…。
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