模試監督という仕事

先日、とある検定を受験してきました。

社会人になるまでは高校や大学の模擬試験や、英検漢検などの検定試験も沢山受けていました。社会人になってからは受けたとしても年一くらいに激減。久しぶりに学生気分を味わってきました。

かくいう僕も大学時代は塾講師をしていて、模試監督のアルバイトも月一くらいでこなしていました。主には中学受験の模試監督でした。

模試監督といえど、カンニングをしていないかなどの見回り、開始終了時刻のアナウンス、答案用紙の配布や回収、会場の設営撤収など、業務は多岐にわたります。

とはいえ模擬試験でカンニングするやつなんて滅多にいない（というか僕は見たことがない）し、問題について質問されても答えられないので、基本的に試験中は暇なんですね。なので試験中は教卓で一緒になって問題を頭の中で解いていたり、見回り中に生徒が解いている様子を繁々と眺めていたりしているだけ。正直こんなのでお金もらっていいの？と思っていました。

たまにですが、見回り中に試験管が答案を覗く仕草を見せると、答案を肘で隠したり消しゴムで消したりする人がいます。でも大丈夫。試験官もアルバイトだから間違っているかどうかなんて分からないし、早く試験時間終わらないかな〜とか思いながら見回りしてるだけだから！

むしろどちらかというと試験官も緊張してる。変な音立てたらどうしようとか、机にぶつかって受験生の邪魔したらどうしようとか、そういう方に神経使ってるから。みんなの答案はマジで興味ないからね。安心して。

あと、模擬試験とか検定で困るのがトイレ我慢しちゃう人。我慢して漏らされる方が100000000倍困る。カンニング疑われないかな…とか、静かな環境で目立つの嫌だな…とか思ってしまう気持ちは分かる。

でも、試験官にとってカンニングの有無は正直どうでもいいと思ってるし、「トイレはダメです」なんて絶対言わないから！それで漏らされたらそれこそ会場パニックだし、「受験者が漏らした場合」のマニュアルなんてないから！（※「受験者が体調を崩した場合」のマニュアルはあるから、それも遠慮なく言ってね）

筆記具忘れました。は模擬試験あるあるだけど、何しにきたの？って思っちゃう。でも忘れがち。会場によっては予備の鉛筆用意してあるけど、忘れない方が無難。

一度だけ私物の鉛筆を貸したことあるけど、まだ帰ってきてない。いつ返してくれるんだろう…？

模試監督はやってる側は結構面白い。また機会があればやりたいものですね。何度も言うけどトイレはマジで我慢しないでね！！

…たとえ漏らし趣味があったとしてもよ。トイレには迷わずいっトイレ！！！！

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