命短し、褒めろよオトコ
先日の僕の職場の話
とあるパートさんが髪型を変えて出社してきた。いつもはお団子状に後ろ結びにしている人なのですが、その日は後ろ流しにしてふわっと仕上げていた。
どうでもいい話、めちゃくちゃ僕好みの髪型。それを抜きにしても女性の外観に敏感になっておかないと、女性から良く思われない!と思っている僕。だから意を決して
「あれ?今日の髪型・・・めちゃくちゃおしゃれですね!」と。すると
「あ、今日の朝は時間が無くて・・・。5分くらいでさらっと流しちゃったんです…」と申し訳なさそうに。
…確実に褒めるベクトルを間違えた。
普段と違う&好みの髪型だったからつい「おしゃれ」と言ってしまったけど、女性からしたら「手抜きの髪型」を褒めたことになってしまった。褒められて悪い気のする人はいないって言ったのは誰だよ!あるじゃんそういう状況!!
僕は一度口に出す前に考えてしまう。本当に良くない性格だと思う。
例えば「今日のお化粧素敵ですね」と言おうとして『それはつまり昨日までのお化粧は素敵ではない…?』と思われそうで口に出せない。
そう思って「いつも可愛いですね」と言おうとするも『え、この人いつも私のこと見てるの?キモい!』と思われそうでまたしても口に出せない。
服装を褒めようとしても『服を褒めるってことは私には魅力ないんだ…』と思われるんじゃないかと…。
こいつめんどくさっ!と思ったそこのあなた。正解です。自分でも自分のことを面倒臭いと思っています。全くもってかわいくない。
モテる人はそういうことを考えずに「いつも可愛いよ」とか「髪型変えた?」とかをサラッと言えるんですよねきっと。
僕はどうしても頭の中でシミュレーションして結局言えない。言わないから思っていないことと同義になってしまう。
日本の男はあまり可愛いとか言わない。少なくとも僕は気恥ずかしさが勝ってしまう。思っていても言えない。情けない。
「思っていても言わないことは、思っていないことと同義」すごく分かる。世の中は言葉にしないと伝わらないことの方が多い。
アメリカだと良くも悪くも「思ったことを全て口に出す」人が多い。本音を言い合えるから可愛いとかもするっと口に出る。
イタリアはとにかく女性を褒める。あることないこと褒める。たちが悪いかもしれないけど、言わないよりもずっとマシ。
対して日本は亭主関白の鎖国時代から、愛情表現をしない国。奥ゆかしさとか内向的とかいう言葉で誤魔化してるけど。黙って俺についてこいみたいな軍隊の国。
昔はそれでも良かったかもしれないけど、今は男女平等の社会。そんな凝り固まった考えではいまさら通用しないのである。
赤ちゃんに対しては無限に可愛い〜〜っ!!って言える僕。
いつかマックにいる女子高生みたいに、無感情に何にでも可愛い〜〜!!って言えるようになりたいものですね。
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